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2015/12/22

月曜3限概論発表

はじめましての方も、そうでない方もこんにちは。1回生の菊石です

古事記
はじめに

 日本最古の歴史書といえば古事記を思い浮かべる人も多いと思う。また、中学校や高校の歴史の授業では日本書紀と一緒に記紀として学んだ人も多いだろう。学校の授業でも習い知名度はある古事記ではあるが、一方で実際に古事記を呼んだことがあるという人はとても少ないであろう。もしかしたら、あの有名な「ヤマタノオロチ」や「因幡の白兎」の話が古事記の中に登場する話であることを知らない人もいるかもしれない。 
 今回の概論では、古事記の成り立ちや古事記と日本書紀を比べることにより、古事記や日本神話について少しでも興味をもってもらいたいと考えている。
 

古事記

 ・古事記は和銅5年(712年)に元明天皇の勅命により太安万侶が撰録した現存する日本最古の歴史書である。
 ・日本の国の成り立ちや天皇の歴史、神話の真実が失われないように作られた。
 ・編纂の基本資料は、天武天皇が稗田阿礼という舎人に誦え習わせた帝紀(天皇の系譜と歴史)と先代の旧辞(神々の神話物語)
 ・太安万呂に命じて稗田阿礼が読み覚えた「勅語の旧辞」をそのまま書き取らせたものが成書となって天皇に献上した。
・上・中・下の三巻構成。
上巻は神代の神話世代。
中巻は初代神武天皇から応神天皇まで。
下巻は仁徳天皇から推古天皇まで。
・日本書紀にくらべてプライベートな性格が強い書物とされている。
・古語のテキストとして日本書紀を読むときなどの参考書として使われていた。
日本書紀
 
  ・養老4年(720年)元正天皇のときに舎人親王を中心とした国史編纂グループによって作成された。
・成立の起源は天武天皇が川島皇子、忍壁皇子などのほか朝廷の官人に命じたことである。
・壬申の乱に勝利した天武天皇が律令制度による中央集権的な国家体制を作るために、国家の歴史を記した史書を作る必要があったため作られた。
・律令国家の正史として扱われてきた。
   →続日本紀に律令正史と明確に記録されている。

古事記と日本書紀は、記紀神話という呼ばれ方があるように、日本神話としてひとまとめにされることが多い。しかし、記紀は全く違う書物であるとも考えられている。

記紀神話の違い

 天地がはじめて出来たときに、高天原という天上界に出現した神の名前はアメノミナカヌシ、次にタカミムスヒ、次にカムムスヒ。この三柱の神々はみな独神として出現して、そのまま身を隠してしまった。       (古事記 上つ巻)

 昔、まだ天地が分かれず、陰陽の気も分かれず、すべて混沌として、まるで鶏の卵のようであったが、仄暗く見分けにくい中にも何かが生まれようとする兆しが含まれていた。そして陰陽の気が分離して、軽く澄んだ陽の気が上昇して「天」を作り、重く濁った陰の気は下降して「地」を作った。その天地のあいだに最初の神が誕生した。              (日本書紀 神代上・第一段・正文)

天地創世の違い
  ・神話の始まっている地点が違う。
  ・天と地のでき方が違う。
  ・神々が住まう天上の世界の名前が日本書紀では出てこない。

 その他の違い
・古事記ではイザナミが死んで黄泉国に行く話があるが、日本書紀ではイザナミは死なない。
・天照大神の役割が違う。 古事記 →高天原の主宰者
             日本書紀→単なる日神
・オオクニヌシの因幡の白兎の話やヤチホコノカミが高志の国のヌナカハヒメに求婚する物語は古事記にしか描かれていない。

共通していること
 ・あくまで天皇神話である。
 ・人間の始まりについては述べていない。
 ・世界は天上の世界と地上の世界で構成されている。
 ・根の国が出てくるが、これについては明らかにされていない。

最初の神様

天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
 ・配偶者のいない独神。
 ・誕生してからすぐに姿を消した。
 ・道教系(中国の宗教)の「元始天王」「元始天尊」あるいは、陰陽説にかかわる「太一」「上帝」などの観念の影響がみられる。
 ・妙見菩薩と習合されることが多い。(p4図1)

アメノミナカヌシノカミが祀られている神社
 ・千葉神社   → アメノミナカヌシだけを祀っている。
 ・サムハラ神社
 ・四柱神社 
 ・葛城神社妙神宮  など

 アメノミナカヌシノカミだけを祀っている神社は珍しく、造化の3神やほかの神々と一緒に祀られることが多い。

まとめ

 古事記と日本書紀はどちらも日本神話について語られているが、成立した背景により内容に違いがみられる。
 あくまで、天皇神話であるため、どちらも大まかな流れは一緒である。

おわりに

 今回は古事記と日本神話について調べ発表するつもりであったが、古事記と日本書紀の比較をしたことにより、日本神話を調べることができなかった。
 次回は調べたい内容とそれに必要な知識を見極めて、概論を作るように心掛けたい。

参考資料

・古事記不思議な1300年史 斉藤英喜 新人物往来社 2012.5.17
・古事記がわかる本 脇谷典利 学研 2012.4.10
・図説 古事記 石井正己 河出書房新社2008.6.30
・古事記と日本書紀はどう違うか
www.k4.dion.ne.jp/~nobk/other/kiki.htm  参照日H27.11.23
・図1 千葉神社 /千葉神社について
www.chibajinja.com/menu01.html   参照日H27.11.28


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